オサートによる視力回復治療の流れ
オサートによる視力回復治療を受ける際は、まず初診でテストレンズを装着しその効果や装用感を確かめたり、詳しい検査を受けてこの治療が受けられるかどうかを調べたりします。オサートは矯正用のコンタクトレンズをステップアップして作成していくため、従来のオルソケラトロジーでは難しかった重度の近視や乱視、遠視の人にも対応でき、視力回復が望めるようになりました。
オサートによる視力回復治療は、完全オーダーメイドのコンタクトレンズを作成し、装着してから間もない頃は1、2ヶ月に1度程度の通院、半年後は6ヶ月~1年ごとに定期検査が必要です。オサートは、強度の近視の場合2、3ヶ月でレンズを変更してステップアップしていくため、定期的な通院が必要ですし、軽度の近視でも視力回復の効果と安全性をその都度確認する事が大切となり、通院が必要です。
オサートは、夜寝ているときにコンタクトを装着するだけの画期的な視力回復法ですが、寝相や睡眠時間はその効果に大きな影響を与えます。上を向いて、できるだけ寝返り等をしないのが一番良い方法です。
また、オサートによる治療を開始したらレンズの装着はずっと必要となり、止めてしまうと凹レンズ化された角膜が元に戻り、昼間の視力回復は望めません。この視力回復方法は続けていく事で、昼間はメガネやコンタクトの要らない生活が送れるのですから、オサートレンズの着用は忘れてはいけません。